会計が動かす世界の歴史/ルートポート・会計の世界史/田中靖浩
今まで経理をメインに働いてきた私は思わず手に取ってしまった二冊です。(amazonで買いましたが…)
二冊ともボリュームもあり内容も専門的で、尚且つ歴史書でもあって読むのに時間がかかる内容でした。(実は、一冊は現在読んでいる途中です。)
が、なるほどな!って感じの内容でした。
個人的には、「会計が動かす世界の歴史」の方が読みやすく、すっと頭の中に入ってくる内容でした。もう一冊は少し難く感じました。
なぜ「文字」より先に「簿記」が生まれたのか?
シャーロックホームズの「金銭感覚」
ダ・ヴィンチの作品に大きく関わった「会計学の父」(これは二冊ともにでてきました)
投資家として大成功したダーウィンの「目利き」
など、思わず読みたくなる内容です。会計に興味がなくても歴史が好きな方にはお金から読み解く世界史という切り口から歴史を見てはいかがでしょうか?
経理をやっていると複式簿記が当たり前。財産法って何?
簿記ができたころは、1年毎に決算するのは常識ではない!
など今の会計基準の成り立ちに影響を与えた歴史を紹介しながら解説されています。
私も以前、会計の公準を勉強した時になんでこんなこと覚えなくてはいけないの?なんて思ったものです。当たり前すぎて考えたこともない。そんなことを少し知りたくありませんか?
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