功には禄を!能には職を!
当社では、中小企業の経営者を支援するため様々な経験からお役に立てる情報を発信していきたいと思います。現在の法律や常識からズレることもあるかもしれませんが、当時の私が行ったことを参考に発信していきます。
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前回、歴史から学ぶという話をしましたが、今回は私が大事にしていることを紹介させていただきます。
私が中小企業の管理部長をしていた時に人事に関し参考にした言葉です。
功には禄を!能には職を! 徳川家康
中小企業が管理職に抜擢する際によくあるパターンとして、営業成績や現場のスキルによって昇格させることがあります。
これに関して、徳川家康は、禄で応えよ!と言っているのです。
功とは、本人の実績と言えます。それに対し職(役職)を与えるのではなく禄(給料やボーナス)で応えよということです。
役職に就ける際に大事にするのは、個人の実績ではなく組織として発揮できる能力があるか否かです。
一度、役職に就けると役職から外すのは大変な作業になります。
失敗すると、一から組織を作らなければならないこともよくあることです。
実績を上げた場合のインセンティブをどうするのか?
役職にする際の基準はどうするのか?
こういった会社の根本となる基準は明確にし、社員の誰もが(ある程度)納得できる仕組みを作ることが大事です。
インセンティブの決め方によっては、役職者より給料が高くなるということも全く問題ありません。というよりもその方が良いのです。
組織より個人を大事にする社員には、納得のいく報酬が与えられれば良いですし、組織を大事にする社員には、会社が成長するための仕組みづくりができるよう役職を与えることで会社の成長につながります。
個人の能力に頼った経営にならないために、参考にしていただけたらうれしく思います。
※当社では、税理士、社労士などの専門家の方と提携しています。
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