財務会計と管理会計

今日はそんなに専門的な内容はやめておこうと思います。

管理部門の中には、経理、総務、人事、労務の業務がありますが、中小企業ではまずは経理と労務がなくては会社は大きくはなりません。

ちなみに、経理は入金管理、支払管理を中心とした資金繰りができていないと話になりませんし、労務は、社員の給料を支払わないといけないため給料計算の業務が必要となります。

社員が少ない会社ではアウトソーシングですんでしまうかもしれませんが、資金繰りは他人には任せることができない領域だと思います。

経営者の方にとっては、財務会計はあまり興味のない領域といえるかもしれません。税務署や銀行に提出しないといけないといった認識ではないでしょうか?
(私も過去に何回も経理業務を軽く見られた経験を持っています)

やはり社内で必要となるのは管理会計となります。これは会社が成長することで重要性が増してくる領域といえるでしょう。まだ管理会計まで必要としていないのであれば会社の成長のためにも手をつけるべき仕事といえます。

実際、管理会計というと難しいですが、要は会社にとって必要な数字を洗い出しそれを管理資料として生かしていけば良いと思います。 もちろん基本的な考え方はありますが、それにとらわれすぎて、社内で使われなければ意味のない数字となってしまいます。

私は以前、創業社長の独自の経営資料を見たときに何の数字を拾っているのか全く分からなかったことがあります。
後で分かったのは、財産法での利益管理と受注案件の想定利益を集計したものの2つの資料から経営判断をしていたのです。ですが、財産法といっても会計の理論に基づいたものではないため未実現利益を計上したりと私にはまったく理解のできない代物でした。
しかし、創業して間もなく従業員も数十人の規模ではこれで十分だったのです。

とにかく会社としてどの数字が大事で、利益と資金がショートしない予想できる基準を作り、予算と実績を管理していくことが必要ですね。

今後、具体的なお話もできたらと思います。

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