部下に仕事を任せたのに、うまくいかない理由

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「自分ができることは、みんなできる」は思い込みかも?

「自分ができることは、他の人もできるだろう」と思って、ざっくりと指示だけ出して仕事を任せる。
これは、多くの経営者や管理職が無意識にやってしまっていることです。

実は、私自身も同じ失敗をした経験があります。
そして、同じような悩みをクライアントからも頻繁に聞きます。


できる人ほど、陥りやすいワナ

「これくらい説明しなくてもわかるだろう」
「この仕事は自分なら30分で終わる」
そう思って部下に任せたら、思ったように進まず、結局やり直しに。
最終的に「だったら最初から自分でやった方が早かった…」という悪循環に。

実はこれは、「できる人」ほど陥りやすいワナです。
自分の基準やスピード感を、無意識に相手に求めてしまっているからです。


伝えるべきは「やり方」ではなく「意図」

では、どうすればいいのか?

指示を出すときに大切なのは、「何をしてほしいか」よりも「なぜそれをするのか」という意図を共有することです。

たとえば、

  • なぜこの順番でやってほしいのか
  • どこが重要なポイントなのか
  • どんな成果を求めているのか

これらを伝えることで、相手は自分の頭で考えながら仕事を進めるようになります。


直近のクライアント事例

ある製造業の部長職の方が、部下に業務改善を任せた際に「とりあえず効率化して」とだけ伝えたところ、誰も動かなかったというケースがありました。

そこで、「なぜ効率化が必要なのか」「どんな問題を解決したいのか」を共有し、最初の一歩を一緒に考えたところ、半年で残業時間が月40時間から20時間に削減されました。


「任せる」とは、「一緒に目的を共有すること」

「任せる」とは、ただ仕事を投げることではなく、
相手と目的を共有し、一緒にゴールを目指すこと。

できる人ほど、任せ方の技術を学ぶことで、組織全体の力を引き出すことができます。


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