生き方/稲盛和夫

読書のすすめをさせていただいたので、今までに読んだ本の中から少し紹介したいと思います。

タイトル見て、今更?と思われた方。

すみません!

初版2004年8月10日
私のは第127版の2019年1月発行のものです。…127版ってスゴすぎですよね!

はっきり言って読む時期が遅かった。

今までは資格の勉強や専門書を読む機会の方が多く、こういった本を読むのは限られてました。

今回は、知り合いからの薦めもあり、読むことにしました。

ネットでもよく書かれているタイトルなので詳細を書くつもりはありません。

私が気になったところをいくつかピックアップしたいと思います。

内容的には宗教的な話が出てきますが、気にせず読んでください。
(今回は宗教的な話は割愛します)

「単純な原理原則が揺るぎない指針となる」
自分さえ儲かればいいという自己中心の考えから、不祥事を起こす人がいます。
「才子、才に倒れる」
 才覚にあふれた人はついそれを過信して、あらぬ方向へ進みがちなものです。
 結果、失敗への道を歩むことになります。

だから、正しい方向へ導く羅針盤が必要となる。
・嘘をついてはいけない
・人に迷惑をかけてはいけない
・正直であれ
・欲張ってははならない
・自分のことばかり考えてはならない など子供の頃に親や先生から教わった単純な規範をそのまま経営の指針に据え、守るべき判断基準としたもです。


もう一つは、有名ですが紹介させてください。

「人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力」

この三つの要素の掛け算によって得られるものであり、けっして足し算ではないのです。

能力=才能や知能 先天的な資質を意味します。
熱意=自分の意志でコントロールできる後天的な要素
このふたつはどちらも0点から100点まで点数がつけられます。

「考え方」三つの中でもっとも大事で、この考え方しだいで人生は決まっていますといっても過言ではありません。
考え方=心のあり方や生きる姿勢、これまで記してきた哲学、理念や思想なども含みます。
なぜ大事か?それはマイナス100点からプラス100点まで幅が広いのです。

掛け算ですから、考え方を間違えるとマイナスにしかならないのです。

頭脳明晰で90点の能力を持つ人がいたとします。しかしこの人がその能力を鼻にかけて努力を怠り、30点の熱意しか発揮しなかったとすれば、2,700点にとどまります。
一方、頭の回転は人並みで60点くらいの能力しか持たない人が、「オレには才能がないから」と自覚して、そのぶんを努力でカバーしようと、90点を超えるような、あふれるほどの熱意をもって仕事に取り組んだとすれば、どうなるか。その積は、5,400点。前者の才あって熱なしの人物よりも、倍の仕事を成し遂げられる計算になります。
ここに考え方の点数が掛け合わされます。マイナス点も存在し、考え方がマイナスであったなら、結果もマイナスになってしまいます。


少し、長くなりましたが、これ以外にもたくさん感じることがありましたが、宗教的(仏教的)な話も多くなってきますので、興味のある方はお読みになるのをお勧めします。
目に見えない力を信じる方には興味がわく内容かもしれません。


まずは、考え方のプラスの部分を伸ばしていくことからはじめていきませんか?

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